現代人の「ふかいやまい」を照らす
向原祥隆(図書出版南方新社代表)
ひと息に読んだ。
誤解を恐れずに言えば、アジアとアメリカ、そしてヨーロッパを結ぶ、冒険活劇であり、恋物語である。その舞台が、500年前と現代、交互に展開される。
両者の時間の隔たりに全くの違和感がないのは、ともに500年前の鉄砲と現代の核という、それ以前のものよりはるかに大きな破壊力を持つ武器を人間が手にした、時代の転換点だったことによるのだろう。
核は、原子力、農薬、重機、コンピュータ、輸送機械……、現代文明を支えるあらゆるものに置き換えてもいい。それらは巨大な力を人間に与え、逆に全てが文明の崩壊さえ予感させている。500年前も現代も、「ちから」は人間の「やまい」に繋がる。
本書は、現代人の「ふかいやまい」に光を当て、処方箋を訪ねる書である。
レビュー
- タマサイ
戦の時代の冒険と愛 - タマサイ
読者や社会があたかも当然と思っていたことを揺さぶる - タマサイ
始まりから、タマサイの世界にどっぷりとはまりました - タマサイ
SF(ソウルフィクション)というジャンルができちゃうかも - タマサイ
限りなくフィクションに近いノンフィクション - タマサイ
現代人の「ふかいやまい」を照らす - タマサイ
私たちの果てることがない、旅路の行く末を思う - タマサイ
だからこそ「今」、どう生きていくのか… - タマサイ
想いを馳せることの素晴らしさを、改めて感じうる物語 - タマサイ
時代の先端は、まさにターコイズに進みつつあるのだ - タマサイ
随所にはっとする描写、魂に染みる言葉 - タマサイ
魂を解き放つ旅 - タマサイ
この物語をベースにした舞台をみたいと思う - タマサイ
わたしのロマンも、「タマサイ」に乗って太平洋を漕ぎ渡った - タマサイ
ひとの想像力を高く羽ばたかせる - タマサイ
地球と人間と、その星の生きものすべてに対する、かぎりない「慈しみ」 - タマサイ
本当は現在・過去・未来を同時に生きてるんだ - タマサイ
魂の平和を希求する精神に貫かれている - タマサイ
自分の中に眠っている力がふつふつと呼吸を始める - タマサイ
いずれ共に故郷に帰れるかもしれない - ベーリンジアの記憶
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